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ウナギ型雲

ウナギ型雲

 主に、寒候期(10月〜3月)に関東の南海上にできる雲のニックネームです。

 その形によって、ウナギ型、ナマコ型、クラゲ型雲と呼ばれています。

 これらの雲が北上して、首都圏に雨や雪を降らせることがあります。

 この雲が影響して、気温は“ウナギ上り”どころか、急降下して予報を外します。

 全国的には晴れていても、首都圏だけに悪天をもたらすため厄介な存在です。

 なぜ、冬に多くできるかというと、冬に吹く北風が中部山岳(緑)を迂回し、

 伊豆諸島付近で合流するため(青矢印)です。風と風がぶつかると雲が出来ます。

「ウナギ型雲」(写真ベージュ色囲み 南北に連なる雲)

 ウイング気象予報士 平井信行

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